お盆休み真っ最中。米国のグーグルアナリティクスブログに「Web Analytics TV」の最新エピソードである#11がアプロードされてました。ユーザーから質問をGoogle Moderatorで集めてそれに答えているこのシリーズ、結構マニアックなものばかりですが、意外な発見もありました。
で、自分用メモを兼ねて、ざっくりとどんな質問があって、どんな答えだったのかを書き出してみました。ほんと、ざっくりです。
(1)ウェブサイトオプティマイザで、新しい非同期トラッキングコードを使いたい
まだできないので、いままでのga.jsを使う。
(2)どんな情報がPII(個人を特定できる情報)に該当するの?
wikipediaの該当ページ(http://en.wikipedia.org/wiki/Personally_identifiable_information)をまず参照すること。
1.GAを使ってPIIを集めてはだめ
2.電話番号とかもPIIに入る場合も
3.自国では問題なくても、外国ではPIIに該当するケースがあることを知っておく
(3)Urchinで、_utm.gifのありかを伝えるには?
set_local_gif_pathなるmethodをつかえばいい。
(4)eコマーストラッキングをいろんな通貨でできるようにしたい
残念ながら、Google Analyticsはeコマーストラッキングコードで代入された売上を合計しそれを出すだけなので、通貨レートを変換して表示するような機能はない。
ただ2つくらいやり方がありそう。
- それぞれの通貨毎にプロファイルを作る方法
- eコマースタギングでGAに売上データを飛ばすという処理の前に通貨変換をして、それをGAへ渡す方法
どちらにしても、そのときの通貨レートがどうなっているかを計算しなきゃいけないので、少し手をくわえなきゃいけない。
難しいことは、Google Analytics の認定パートナー(旧GAAC)に頼むのがいい。
(5)ダッシュボードに表示される目標ゴール名について
【質問】ダッシュボードに「目標」関係のレポートを表示させたとき、そこに表示されるのが設定した目標名ではなく、「目標1の完了」「目標1のコンバージョン率」といった具合の表示になってしまう。なんとかならないですか?
とてもよいリクエスト。確かに具体的な名前が出るべきところだし、実際そのほうが生産的ですから、そうしよう。
(6)VisitorとUnique Visitorsの類似点と相違点について
Visitor(ユーザー)は日毎のユニークユーザーを足し上げていったもので、期間以外のディメンションを選べない指標。これに対して、Unique Visitor(ユニークユーザー数)は他のディメンションとも組み合わせて使うことができる指標。だからとても便利。(※ちなみにVisitorもUnique Visitorもカスタムレポートからのみ使うことのできる指標です)
で、実はGoogle AnalyticsにはVisitor指標が3つある。
前述の2つに加えて、
「Visitors > Visitor Trending > Absolute Unique Visitors(日本語では:「ユーザー > ユーザーの傾向 > ユニークユーザー数」)」で表示される Absolute Unique Visitorsがそれ。
(ユニークユーザー数:注)日本語ではこれもユニークユーザー数という表記になっているので、この指標とカスタムレポートで選択する「Unique Visitors(ユニークユーザー数)」が違うものとはなかなか気づかない…とてもわかりづらいです)
基本はどのレポートでも、Unique Visitorを使うこと。
「月をまたぐ任意の期間で、特定のキャンペーンページを見たユニークユーザーをが知りたい」といったことを手軽にはじき出せる。これはGoogle Analyticsだけ。
ただ、基本的にUnique Visitorメトリックはカスタムレポートでしか選べないので、注意したい。
(7)Data Exporot APIを気に入ってるんだけど、GAの市場規模とか教えて
APIを使って何かサービスや商品を作ってる人たちに市場規模を教えたりはしてない。
ただ、チャンスは大きいはずで、大学卒業したての人がAPIを使って大企業へビジネスソリューションを提供してたりするケースもあるから、見てみることをお勧めする。
http://www.automateanalytics.com/
(8)なんでutm_contentの値が(not set)となるの?
Java Scriptをオフにしてる人もいるだろうし、すごくながーいランディングページとかでロード時間が異常にかかってるページなんかもうまくデータがとれない。
まぁ、タグ型のツールならこれはいたしかたないことで1,2%くらいはある。最新の非同期型のタグなら少しは改善されるかも。
あとは、utm_gifの引数が長過ぎるとか、設定がうまくいってないとかもあり得る。トラブルシューティングガイドを見てみて。
(9)特定のページだけを表示させるセグメントを作るには
Google Analyticsは、Visitor、Session、Hitという3段階でデータを保持している。(カスタムvarと同じ考え方みたいね)
pageはhit levelでデータをもち、セグメントはsessionレベルでデータを持ってる。
セグメントをhitレベルにもってくるということは、そのセグメントに関わる全てのヒットが集まることになる。
だから、プロファイルフィルタを使うといい。
特定のページ名でフィルタリングすればいい。
(10)EコマーストラッキングでオーダーIDが無い場合はどうすればいいのか?
実はGAに送るオーダーIDは本当のオーダーIDなんかじゃなくていい。とりあえず他のと区別できるユニークな数字であれば何でも良い。
(11)接続スピードのレポートでアドバンスフィルターを使うには?
データテーブルの下に出ている「アドバンスフィルタ」リンクをクリックすればいい。
(なんか当たり前すぎる答えじゃない。これ。たぶん質問者の意図と答えがずれてるんだと思う。)
(12)レポートでotherってのが出てくるのはなんで?
GAが集めたデータは、DBに保存される。そのDBのテーブル毎に50,000行のデータが入る。
例えば1日に50,000キーワードもあるようだと、50000件までのキーワードは表示するけれど、残りはひとまず一時的に(other)って表示させるんだ。
ページ名、URLでも同じこと。
URLに引数なんかをつけてて、実態は同じページなんだけど引数が違うせいで別々のURI扱いになって、50,000URLを超えることがある。こうなると、キーワードと同じように(other)表示になってしまうから気をつけよう。
50,000の上限はプロセスリミットなのでAPIからでも同じ制限を受ける。
(13)最初にサイトへ来たときの属性をトラックするにはどうしたらいいの?
Tracking how a visitor finds a site the first time for attribution
うーんすみません。いまいち質問者の意図と答えのつながりが理解できなかったので、パス、と。
(14)グーグルアナリティクスと他のBIデータを関連させる
【質問】ページ作成日と訪問数の相関関係をファイルの最終更新日情報などを使って、GAに上手く読み込ませて、使うことができないかと。どう思いますか?
アイデアのひとつとして、カスタム変数を使うやり方がある。
ページレベルのカスタム変数値に、ページ作成日とかいれて分析する方法。
APIを使ってやる方法もあるよね。
データをAPIに送って、コンテンツIDも送って、CMSでとか。
GAの外にあるデータとの協同部分にうまみがあることも多いので。

1 comment
箕輪 says:
1月 6, 2011
突然失礼します。
もしわかるようであれば、教えてください。
会社のIPアドレスを変更したら、社内からのアクセスが全てUnkouwになってしまいました。
推定原因として、解析システムが当社(グローバルIPアドレス)からのアクセスを(ドメイン名)と判断出来ていないと思われます。
通常、グローバルIPアドレスからドメイン名に変換する機能(サーバ)として《 DNSサーバ 》がありますが、このDNSサーバ上の情報がデータセンター導入前の古い情報があれば、ドメイン名がUnkouwと表示されると思います。
教えていただきたいのは、Google AnalyticsのグローバルIPアドレスからドメイン名に変換する仕組みとしてDNSサーバを利用しているかどうかです。
もしDNSサーバを利用している場合は、何らかの原因によりDNSサーバ情報が更新されていない可能性があります。
しかし、もし利用してないのなら、なぜIPアドレスを変えただけなのにドメインに影響が出てしまったのか…
まったくの素人で、どう質問していいのかもよくわかりませんが、お知恵を拝借できれば幸いです。